Police CyberAlarm監視ツールがメジャーバージョンアップして本稼働

国家サイバー犯罪プログラムは、2020年のPolice CyberAlarmの全国展開の成功に続き、本日（12/7）、警察主導のシステムの強化版を公開し、企業や組織が直面するサイバー脅威をより理解できるような追加機能を提供しました。

受賞歴のあるこの無料ツールの強化版は、ファイアウォール、ネットワーク侵入検知システム（IDS）、侵入防御システム（IPS）、アンチスパム、ネットワークアンチウイルスなど、組織が現在使用しているサイバーセキュリティ製品とともに使用することができます。

Police CyberAlarm Serverが受信したデータは、個々の会員に見られる潜在的な悪意ある活動に関する定期的なレポートと、会員ネットワーク全体に見られる脅威の傾向を含むレポートを作成するために使用されます。会員は、この報告されたインテリジェンスを使用して防御を更新し、サイバー脅威からよりよく身を守ることができます。

脆弱性スキャン機能を追加すると、組織のウェブサイトや外部IPアドレスをスキャンし、既知のすべての脆弱性に関するレポートを定期的に提供することができます。

提供開始以来、Police CyberAlarmは10億件以上の潜在的な疑わしい事象を特定し、会員にレポートとアドバイスを提供し、攻撃の成功を防ぐための行動を取ることができるようになりました。

あるケースでは、Police CyberAlarmはUDP増幅攻撃を検出しました。これは、組織自身の機器を敵に回し、メンバー組織のインフラを自ら攻撃させる非常に強力な攻撃方法です。 Police CyberAlarm・チームとの協力により、このメンバーは攻撃の影響を緩和し、ネットワークへの影響を防ぐことができました。

別の事例では、Police CyberAlarmのメンバーではない企業がランサムウェア攻撃の被害に遭い、ビジネスに不可欠なシステムの停止を余儀なくされました。警察への連絡後、同社は直ちにPolice CyberAlarmを導入し、攻撃の手口を特定することができ、それを同社に伝えることで存在する脆弱性を閉鎖することができました。同社の次のPolice CyberAlarmの報告によると、攻撃後の1週間で130万件近くのアクセス試行が行われたとのことです。

Cロンドン市警のコミッショナーであり、サイバー・経済犯罪の国家警察責任者であるAngela McLaren氏は、次のように述べています。「Police CyberAlarmの成功により、内務省から追加資金を獲得し、機能追加によるシステム改善を行うことができました。

「私たちは、Police CyberAlarmを通じて、潜在的な脆弱性や疑わしい活動に関するアラートを毎日、会員に見せています。サイバーアラームは、組織のサイバー耐性を高める重要なツールであり、今回の機能追加により、警察による企業の自衛策を支援することが可能になります」と述べています。

収集されたデータは、会員企業の自衛に役立つだけでなく、地域および各警察署のサイバー犯罪チームが、イングランドおよびウェールズ全域の会員企業に向けられたサイバー脅威の規模、種類、クラスターについて、より深く理解するのに役立ちます。警察では、収集した情報を利用して、地域や地方のサイバー犯罪チームが、新しい脅威や新たな脅威について会員に積極的に警告することができるようになりました。

Police CyberAlarmが収集したデータは、会員の身を守るのに役立つだけでなく、収集した情報は、地域および各警察署のサイバー犯罪チームがイングランドおよびウェールズ全域の会員を狙うサイバー脅威の規模、種類、クラスターについてより深く理解するのにも役立っています。警察では、収集した情報をもとに、各地域のサイバー犯罪対策チームが、新たに出現した脅威や最近の脅威、ゼロデイ脅威について、警察官に対して積極的に警告を発することができるようになりました。

Police CyberAlarmの強化版の発表に合わせて、新しいウェブサイトも公開され、加盟を検討している組織が加盟のメリットに関する詳細情報を入手し、無料でサインアップすることが容易になりました。https://cyberalarm.police.uk/

国家サイバー犯罪プログラムについて

National Cybercrime Programmeは、Angela McLaren長官が率いるNational Police Chiefs Council（NPCC）の経済およびサイバー犯罪に関するポートフォリオの一部を構成し、Pete O'Doberty副長官がサポートしています。このプログラムは当初、イングランドとウェールズ全土に部隊レベルのサイバー犯罪専門部隊を設置する「地域能力プロジェクト」を実現するために設立されました。現在では、国家訓練、サイバー・レジリエンス・センター、暗号通貨に関する訓練とツール、Police CyberAlarm、Cyber Digital Specials and Volunteersプログラムなど、30以上のライブプロジェクトに携わっており、権限は拡大しています。プログラムチームは、Team Cyber UK Networkが、最高のトレーニング、ツール、テクノロジーを利用し、世界をリードするサイバー警察能力を構築するのを支援するためにここにいます。